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ColdFusion 8の概要

作成日: 2008年8月1日
作成者:(株)エスアイヤ 代表取締役 河野俊之、
取締役CTO 木戸間 周平
最終更新日: 2008年8月1日

はじめに

 ながらくColdFusionエンジニアの間で期待の高かった、ColdFusionの書籍「ColdFusion8プロフェッショナルガイド」の出版を記念して、最終的にColdFusionプロフェッショナルを目指す皆さんに、書籍のコンセプトに沿った形で、そのエッセンスをお伝えしていきたいと思います。
 
 

◆ColdFusionとは

 Webアプリケーションという言葉が一般的に使われて久しくなりましたが、そのWebアプリケーションを実現するサーバーソリューション をWebアプリケーションサーバーといいます。ColdFusionはこのWebアプリケーションサーバーというカテゴリに属するサーバー製品であり、ダイナミックなWebサイトを構築するプラットフォームとして、アドビシステムズ社により開発・販売されています。
 ColdFusionの開発言語であるColdFusion Markup Language(CFML)はその生産性の高さにより、世界中の多くの開発者に使われてきました。
 
 

◆ColdFusionの歴史

 ColdFusionは1994年にAllaire社により開発されました。日本語版が最初に登場したのは1998年で、このときのバージョンは3.0です。当時は、三菱商事社が日本展開を手がけていました。また、一部のユーザーは日本語版が出る前から評判を聞きつけてColdFusionを使っていましたが、3.0Jの登場により日本でも着実にColdFusionは広まっていきました。
 その後、日本語版も含め4.0→4.5→5.0とバージョンアップを重ねました。これまでのColdFusionはC++で実装されたプロプラエタリ なアプリケーションサーバーでしたが、Macromedia ColdFusion MXとして2002年5月に新しいバージョン(英語版)がリリースされ、Javaで全面的に再実装がおこなわれ、業界のデファクトスタンダードであるJ2EEプラットフォームで動作するアプリケーションサーバーとなりました。さらに、MX→MX 7のリリースを経て、このColdFusion 8でバージョンアップも7度目 を迎えることになります。
 
 

◆アドビ システムズ社のプラットフォーム戦略におけるColdFusionの位置付け

 アドビ システムズ社は今後のプラットフォーム戦略において、ColdFusionを次のように位置付けています。
 
  アドビ システムズ社の提供するAdobe PDF、Flash、HTMLを中心とした「エンゲージメントプラットフォーム」は、魅力的で一貫した体験を生み出し、場所やメディアにとらわれることなく、情報、プロセス、そしてサービスを幅広い対象に届けることができます。このプラットフォームには、世界中に広く普及しているランタイム(Adobe Flash Player、Adobe Reader)、業界標準のツール(Adobe Creative Suiteなど)だけでなく、アプリケーションの開発を加速するサーバーサイドのサービスやコンポーネント(Adobe ColdFusion、Adobe LiveCycle、Adobe Flex、Adobe Flash Media Serverなど)が用意されています。これらのサーバーソリューションを活用することで、リッチインターネットアプリケーション(RIA)や電子ドキュメントを活用したビジネスプロセスの合理化と自動化を実現できるようになります。
 
  ColdFusionは、WebブラウザのためのHTMLコンテンツを生成するために開発されましたが、今やWebブラウザだけでなく、モバイル機器や各種デバイスに搭載されているFlash PlayerやAdobe Reader、さらにはクロスプラットフォームで動作するデスクトップアプリケーションランタイムAdobe AIRなどの幅広いクライアントのためのサーバーサイドロジックを提供します。
 
ColdFusionは、強力な開発者コミュニティを有し、世界中の1000以上の企業や組織において10年以上にわたってあらゆる業種における課題を解決してきました。
アドビは、引き続きPDFとFlashの融合を加速するサーバーソリューションを拡充していきますが、ColdFusionはアドビの様々なテクノロジーはもちろん、Javaや.NET、データベース、ファイルシステム、Webサービスと言った、ますます複雑化する企業のデータやインフラストラクチャを強力に補完し統合する、エンタープライズビジネスにおける戦略的な製品と位置付けられています。
 


ColdFusionの位置付け

 
 

◆CFMLについて

 ColdFusionの最大の特徴がColdFusion Markup Language(以下CFML)にあるというのは皆さんが認めるところでしょう。ColdFusionアプリケーションはCFMLを使用して開発を行います。CFMLはタグベースの言語であるため、HTML言語に非常に似たシンタックスを用いてコードを記述していきます。HTMLとの親和性が非常に高くHTMLタグを少しでも自分で書いたことがある経験者であればすぐにCFMLになじむことができます。
  また、筆者はWEBアプリケーション開発の言語としてCFMLが優れている大きなポイントとして指摘しておきたいのが、CFMLは、WEBアプリケーションの構築のためだけに設計された言語という点が、あげられると思います。
  多くのWEB系の言語は、あくまでも汎用の言語として設計されています。例えば、Java言語は、普通のアプリケーションやアプレットなど、HTMLベースのWEBアプリケーションの構築以外にも使えるように設計されています。これは、一つの言語を習得すると様々な用途で使用できるというメリットはもちろんありますが、WEBアプリケーションの開発のためだけを考えればかならずしも必要のない記述が発生してしまいがちです。CFMLは、WEBアプリケーション開発に必要な最小限の記述だけで実現できるように設計されています。これは、ColdFusionがWEB開発のRAD(Rapid Application Development)ソリューションと呼ばれるゆえんでもあります。
 
  というわけで、HTMLを知っている人であれば、まったくの初心者であっても、1週間もあればColdFusionによって簡単なWebアプリケーションを作成できることでしょう。
 
次回は、ColdFusionの拡張性について、具体的に見ていきたいと思います。

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