Webアプリケーションを開発する上で、サーバーサイドとクライアントサイドの違いを理解する必要があります。「動的Webページと静的Webページの違い」 でも解説しましたが、ColdFusionはブラウザをクライアントとして、Webサーバーと連携してさまざまな処理をサーバー側で行う(=サーバーサイ ド)製品です。ColdFusionに限らず、サーバーサイドで動作するアプリケーションサーバー・Java EE アプリケーションサーバは数多くあります。製品ごとにそれぞれの特徴や機能の違いはありますが、動的なWebページを作るという目的は共通しています。
それに対し、JavaScriptやCSS、Flash などは、Webサーバーから結果がブラウザに戻ってきて、ブラウザ側で処理を開始した時に動作する言語(=クライアントサイド)となります。 JavaScriptを使って、ユーザーの入力漏れやミスが無いかチェックする、CSSで表示する内容を装飾するなどは、ブラウザ側で処理を行います。
例を出して説明します。ColdFusionには、言語として関数を持っています。JavaScriptにも関数があります。この2つの違いは何でしょうか?
答えは、関数が動作するタイミングです。ColdFusionの関数は、あくまでもColdFusion内で動作する関数です。それに対して JavaScriptは、ブラウザに結果が戻ってきてから(ColdFusionの処理が終わった後)に動作します。このように処理を行う場所が呼び出し 元のブラウザ(クライアント)か、Webサーバー側(サーバー)かの違いが、サーバーサイドとクライアントサイドの違いになります。