Webサイトでは視覚的なデザインの統一を図るため、 Webサイトで共通して表示をする部分、例えばヘッダーやフッター、サイドメニューなどをテンプレートファイルとして作成し、それを任意の場所に取り込みたい場合があります。従来のHTMLでは、個々のHTMLページに共通のヘッダーやフッターを貼り付ける必要があり、もし、共通化したデザインの一部を変更したときは全ページを書き換えないとデザインが統一できなくなるなど、メンテナンス面で負担が掛る作業でした。
ColdFusionによるプログラミングを行うことで、共通化を行う部分の部品(ヘッダー、フッターなど表示する部分から、変数のセットや業務に 応じた共通の処理など)をテンプレート化し、各ページで、そのテンプレートファイルを取り込んで使用する事が可能です。これによって、共通化したデザインの一部を変更する時も、テンプレートファイルを修正すれば、それを取り込むすべてのページで変更を反映させることができ、メンテナンス性の向上につながります。
<cfinclude template="aa.cfm">
1つ上の階層のtemplateフォルダのbb.cfmをインクルード:
<cfinclude template="../template/bb.cfm">
ColdFusionマッピング(/incl)のcc.cfmをインクルード:
<cfinclude template="/incl/cc.cfm"
page.cfm | template.cfm |
---|---|
<font color="red">aaa</font> <cfinclude template="template.cfm"> <p>ccc</p> |
<strong>bbb</strong> |
↓
実行結果 |
---|
<font color="red">aaa</font> <strong>bbb</strong> <p>ccc</p> |