スタンダード版 | エンタープライズ版 | |
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HTMLからのPDFファイル生成 | △(機能制限あり) | ○ |
高品位なHTML→PDF生成 | △(機能制限あり) | ○ |
PDFアーカイブ | ○ | ○ |
PDFサニタイズ | ○ | ○ |
ファイル間でのコメント交換 | ○ | ○ |
PDFサニタイズ(付加情報の除去) | ○ | ○ |
PDFファイル添付 | ○ | ○ |
PDFスタンプ | ○ | ○ |
PDFフォーム処理 | △(機能制限あり) | ○ |
PDFサーバーサイド印刷 | △(機能制限あり) | ○ |
PDFドキュメントの操作 | △(機能制限あり) | ○ |
PDF DDXの完全サポート | × | ○ |
PDFデジタル署名 | × | ○ |
ColdFusionにはHTMLの内容をPDFファイルに変換する機能が備わっています。ブラウザの画面に表示していた内容をPDFファイルにすることができるため、eコマースサイトに領収書発行機能を追加したり、印刷に最適化したPDFを生成し、ブラウザ上での表示だけでなくディスクへの保存や電子メールによる配信を実現します。また最新のColdFusionでは、近年のHTMLのデザインに用いられているCSS(カスケードスタイルシート)にも対応した新しいPDF変換エンジンも搭載しており、HTMLからPDFへの変換品質が大幅に向上し、より高精細なPDFドキュメント作成が可能です。
エンタープライズ版ではPDFへの変換エンジンが強化されており、PDFへの変換処理が多いアプリケーションを運用されている際などに有効な機能が備わっています。
一方で、それらの機能は、スタンダード版では動作が大幅に限定されています。それらドキュメント機能はすべてシングル動作に制限され、エンタープライズ版のようなマルチ処理を行うことができません。そのため、ドキュメント処理を多く使用されるサイトでは、前の処理が終わるまでは次の処理が開始されません。エンタープライズ版に比べてパフォーマンスが悪くなり、処理待ちが多く発生することが考えられます。
PDFファイルにはコメントやファイルの添付、長期保存に対応したアーカイブ形式、フォーム機能、デジタル署名などさまざまな機能が含まれています。エンタープライズ版は、それら機能をフルに対応しています。