スタンダード版 | エンタープライズ版 | |
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改良版スケジューラーエンジン | ○ | ○ |
cron式 | ○ | ○ |
タスクのグループ化 | ○ | ○ |
タスクの優先順位設定 | ○ | ○ |
アプリケーションレベルのタスク登録 | × | ○ |
タスクのチェーン(連鎖タスク) | × | ○ |
タスクの起動失敗・例外時の処理 | × | ○ |
タスクのリスナー(イベントハンドラー) | × | ○ |
除外日の指定 | × | ○ |
タスクのクラスターサポート | × | ○ |
ColdFusion のタスクスケジューラ機能は、ローカルおよびリモートの Web ページの実行やPDF・Excel・HTMLファイルの生成、メール送信やデータベーステーブルのメンテナンス、一時ファイルの削除など、ユーザーとのやり取りを行う必要の無い定時バッチ的な処理やレポート、メンテナンスの実行など、多岐に渡って活用可能な機能です。システム(ColdFusion Administrator)からタスクの登録や管理(変更や一時停止・再開等)ができるほか、プログラム(cfschedule)を使用したプログラムでの登録・管理も可能です。
従来のタスクスケジューラ機能は、 1 回のみ実行、日次・週次・月次の指定時間に実行、指定時間の間隔ごとの実行のみでしたが、スケジューラーエンジンの改良によりcron式による複数の実行タイミングを一つの式で指定したり、関連する複数のタスクをグループ化して一時停止や再開をまとめて操作できるようになりました。
さらにエンタープライズ版では、タスクの管理をシステムとプログラム(アプリケーション)とでそれぞれ分けて管理や実行が行えるようになったほか、前のタスクが完了してから次のタスクを実行する(タスクのチェーン化)ことや、タスクに対して起動失敗やエラー発生時に特定の処理を行う(イベントハンドラー)こと、タスクの実行を行わない日を設定する(除外日の設定)ことが可能になり、より柔軟により強力なタスクスケジューラ機能を利用できます。