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Windows版 ColdFusion 2023 をインストールする

ここでは、製品の評価・試用を目的に Windows 版の ColdFusion 2023 のGUI インストーラを使ったインストール方法をご紹介します。

■今回のインストールポイント

※ColdFusion 2023 がサポートする環境に沿って行います。オンラインマニュアルの該当ページも合わせてご参考下さい。
https://helpx.adobe.com/jp/coldfusion/installing/installing-the-server-configuration.html
(サーバー設定のインストール)

インストーラーを起動してColdFusion をインストールする

1. インストーラー(画像はWindows 版ColdFusion 2023 インストーラー)を起動(ダブルクリック等)します。

2. 起動時に「ユーザーアカウント制御」ダイヤログが表示された場合は、[はい](または続行)を押して下さい。インストーラーが起動します。

3. インストールウィザードのダイヤログが表示されるまでしばらく待ちます。

4. ウィザードで使用する言語を選択します。

[English] を選択すると、インストール後のAdministrator の画面やメッセージ、設定等が英語になるため、ここでは[日本語] を選択して[OK] を押して進めて下さい。

5. 「概要」が表示されます。内容を確認し、[次へ] をクリックして先に進みます。

6.エンドユーザー使用許諾契約」が表示されます。表示されているライセンス規約を確認下さい。インストールを進めるには、使用許諾契約の条項に同意が必要です。

※有償ライセンスを入力する際は、使用許諾契約の内容に則した環境でインストールされないと、ライセンス違反を招く場合がありますのでご注意ください(例えば保有ライセンス数を超えるCPUコアを有する環境にインストール 等)

7.インストールタイプ」では、有償版としてインストールする場合は、保有するシリアル番号を入力します。アップグレード版のシリアル番号を入力された場合は、「以前のシリアル番号」にアップグレード対象となった旧 ColdFusion のシリアル番号を入力します。開発・評価目的でインストールする場合は、「30日間トライアル(30日経過後デベロッパー版となります)」か「デベロッパー版」を選択します。
(※メーカーサポートの権利で発行された「無償アップグレードライセンス」を使用する場合は、旧バージョンのシリアル番号の入力は求められません。)

8.インストーラ設定」では、製品をインストールする体系を選択します。通常は「サーバーの設定」を選択します。

※[JEE 設定] は、Enterprise 版のみサポートされているインストール方法です。ColdFusion を単体で動かすのではなく、別に稼働しているJEE アプリケーションサーバー上へColdFusionのプログラム部のみをデプロイする運用の場合にのみ選択します。

9.デプロイメントタイプ」は、2021 から追加されました。今バージョンからアクティベーション機能が追加されたため、ライセンスを入力する環境に対してチェック機能が追加されたためです。通常は有償版としてインストールする場合は「本番」、開発・評価目的で無償版をインストールする場合は「開発」を選択します。

今回は、「開発」を選択します。

※その他の選択は、エンドユーザー製品使用許諾に沿った範囲内での使用が必要です。詳しくは(「-ライセンスのアクティベーションについて」)を確認してください。

10.ColdFusion サーバープロファイルを選択」は、ColdFusion Administrator のセキュリティレベルを開発向けにするか本番向けにするかを選択するものです。今回は、試用や学習目的でインストールする場合と同様に、開発の効率を優先する「開発プロファイル」を選択して先に進めます。

11.サブコンポーネントのインストール」は、オプション機能をインストールするかどうかを選択できます。今回は、試用・学習目的と同様に、デフォルト(オプションがすべて選択された状態)で先に進めます。もし、本番環境などへのインストールを行う際は必要なオプションのみ選択して下さい。

※ColdFusion 2021以降、「ODBC サービス」は一つのパッケージとして提供されるようになったため、この選択肢には表示されなくなりました。GUI インストーラーではデフォルトでインストールされます。


※サーバープロファイルの選択画面で「本番プロファイル」を選択して進めると「サーブレットの有効化または無効化」が表示されます。ColdFusion の機能として組み込まれている機能の一部をインストール時に無効にすることができます。

※ColdFusion 2021 から、「CFSWF」「Flashフォーム」は削除されています。

12. 手順11 で、“リモート起動/ 停止用Adminコンポーネント” を有効にすると、「リモートコンポーネント管理者資格情報」が表示されます。

このオプションは、リモートのColdFusionBuilderからColdFusionサーバーを起動 / 停止することが可能となり、その際にここで指定したユーザー名・パスワードを使用します。任意のパスワードを指定します

13. 手順11. で、「Solr サービス」「PDFG サービス」「リモート起動/ 停止用Admin コンポーネント」のいずれかを有効にすると、それらオプションが動作する アドオン(Jetty)サービスがインストールされます。そのサービスに対してリモートからの接続を許可する場合の設定が表示されます。アドオンサービスをリモートから接続可能とする場合は、セキュリティに対する備えが必要となります。基本は、そのまま(チェックをしないまま)[次へ] 進みます。

14. 続いて、ColdFusion の設定を行います。「インストールディレクトリの選択」では、ColdFusion をインストールする場所を指定します。

15. ColdFusion2018 以降、インストールの時点ではIIS / Apache との接続ができなくなりました。またColdFusion Administrator への接続は「内蔵Web サーバー」のみ可能です。そのため、インストールの段階では「内蔵 Web サーバ」の設定を行い、IIS やApache との接続を希望される場合は、インストールが終わってから「Web サーバー設定ツール」使って接続設定を行います。

ここでは、「内蔵Web サーバーのポート番号」を指定します。デフォルトのポート番号は8500 です。古いColdFusion バージョンがインストールされている場合やポートが使われている場合は、番号が繰り下がります。違うポート番号が良い場合はポート番号を変更して下さい。

ポート番号を変更する際、一般的な80や443は指定しないで下さい。内蔵Web サーバーは開発を目的とした利用や、ColdFusionAdministrator へのログインのみの使用のみ想定されています。本番利用目的で内蔵Webサーバーを使用しないでください。

今回は、このまま表示されたポート番号を使用します。

16.Performance Monitoring Toolset」は、ColdFusion 2018 から追加されました。『ホスト名/ IP アドレス』には、インストールマシンのホスト名が表示されます。

Performance Monitor Toolset を別のマシンにインストールし、そこから今回のColdFusionサーバーに接続をする際にこの設定を使用します。後からAdministrator で設定の変更ができますので、そのまま進めても支障はありません。

17.Administratorパスワード」は、ColdFusionAdministrator (Web ベースのColdFusion 管理コンソール)にログインするためのパスワードを入力します。

ColdFusion のインストールが終わった後に実行する初期セットアップウィザードでも、このパスワードを使用します。任意のパスワードを指定して[次へ] 進みます。

(「本番プロファイル」を選択した場合は『ログインユーザー名』の変更も可能です)

18.RDSの有効化」では、ColdFusion BuilderエディターからColdFusionに接続するための[有効化] とパスワードを指定します。

この機能はColdFusion Builder の画面からColdFusion に登録されているデータベース接続の確認や、デバッガの実行など、学習や開発を目的として用意されています。

(※ 本番環境ではRDSは無効にして下さい。本番プロファイルを選べばデフォルトでこの機能は無効化されます。RDS機能を利用すると、リモートからの接続をパスワードだけで許可する事になるため、アタッカーなどから攻撃を受ける懸念が生じます)

19.サーバーアップデート」を有効にするとColdFusion Administrator にログインしたタイミングで新しいアップデートがリリースされていないかを自動的にチェックします。新しいアップデータが見つかった場合は画面右上に通知アイコンを表示します。

制限のあるネットワーク配下などで使用する場合を除き、このまま有効な状態で[次へ] に進みます。

20.プリインストールの要約」で、インストール前の最終確認が表示されます。ここまで設定・選択した内容についてを一覧で確認することができます。

内容を確認し、[インストール] を押すとColdFusion のインストールが開始されます。設定内容の変更等を望むときは、該当する項目まで[戻る] か[キャンセル] を押して最初からやり直します。

21. ColdFusion 2023 のインストールが始まります。終了するまでしばらく待ちます。

(※Windows ディフェンダーを有効にしているWindows 10 環境などでは、確認のダイヤログが表示されます。ColdFusion で動作させるアプリケーションの通信を制限する必要がある場合などは、運用環境に応じて選択してください。詳しくはWindows ディフェンダーの設定をご確認ください)

22. インストール処理が終了すると、「インストール完了」画面が表示されます。インストールが正常に完了した場合は、設定ウィザードへのログインメッセージが表示されます。もし、エラーメッセージが表示された場合は、その内容に従い確認して下さい。

[完了] を押すと、ブラウザが開き設定ウィザードが起動します。

※Linux 環境でインストールした場合は、自動でColdFusion は起動していないため、指示に従ってColdFusion を起動します。

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