変数を使用してColdFusionページの処理中などに一時的または一定期間データを保管する事ができます。ColdFusionには10種類を超える変数が用意されており、それぞれ用途に応じて使い分けていくことで利便性が高まります。本コンテンツではその中から基本的な変数を紹介していきます。
他のプログラミング言語と同様に、変数には名前と値とがあります。指定した変数の名前に値を割り当てて使用します。値には、文字列や数字といった一般的なものから、CF関数(つまり関数を実行した結果の値を変数に格納する)、演算子(足し算や引き算などをした計算結果を変数に格納する)などを指定することができます。
<cfset 変数名=値、文字列、式など>
変数を使用する機会はさまざまです。値に指定する代表的な物としては下記のようなものがあげられます。
変数に付ける名前には命名規則があります。代表的なものとしては
詳しくは、「変数の命名規則について教えて下さい」もご参照下さい
ColdFusionには10種類を超える変数のタイプが存在します。それぞれ異なる参照範囲や保存期間が異なります。よく用いられる変数とそのスコープを紹介します。
タイプ | 説明 | 接頭辞 | 生成タグ |
ローカル変数 | cfsetやcfparamを使用して作成された変数。変数を定義した現在のページで参照が有効。 | (Variables.) | <cfset>,<cfparam> |
クエリ変数 | データベースから取得したデータをColdFusionのメモリ内に格納する際に作成される変数。 | クエリ名. | <cfquery> |
Form変数 | フォーム画面でユーザーが入力した情報が、ColdFusionサーバーに送信(POST)されてきた際に作成される変数。 | Form. | HTMLフォームやCFFORM |
URL変数 | リンク元のページからリンク先のページへ、クエリー文字列(変数=値)が渡された際に作成される変数。 | URL. | <a>タグのクエリー文字列 |