ColdFusion のエディションについて
ColdFusion のエディションについて
ColdFusionは有償の製品で2種類のエディションがあります。ColdFusionを使った動的Webページを本番環境で動かすためには、どちらかのエディションのライセンスを購入する必要があります。また、ColdFusionの機能をとりあえず試したい、あるいは、自分のスキルアップのために個人の環境でColdFusionを使っていきたい、など、評価や開発を目的とした人に対して、無償の評価版・デベロッパー版も用意されています。ここではそれら有償版・無償版の違いやエディションの違いを紹介します。
製品のエディション(Standard/Enterprise)について
- Standard版は、小〜中規模のアクセス規模のWebアプリケーションの運用に最適なColdFusionの基本機能が入っています。社内向けのWebアプリケーションの運用など、管理がしやすい構成で動かす事に適したエディションですが、Enterprise版に比べて一部の機能が使えなかったり、多重処理が行えないなどの制限があります。
- Enterprise版は、Standard版の機能に加えて、大規模なエンタープライズレベルのWebアプリケーションを運用するためのスケーラビリティと可用性が備わったエディションです。例えば、OracleやDB2など企業向けの大規模データベースへの接続をサポートするほか、HTML 5チャート、高度なスケジュールタスク、websocket、ドキュメント処理の多重化などがあげられるほか、クラスタ環境または仮想化環境をサポートし、パフォーマ ンスに優れたエンタープライズ対応のWebアプリケーションを実現するためのエディションとなります。
自分で試すといっても購入しないと触る事が出来ないのか、、と思われた方。ColdFusionには、無償の評価版・デベロッパー版があります。どちらも、機能の評価や開発目的に限定してEnterprise版と同等の機能を試すことができます(一部のグラフやPDFドキュメントの作成の際に自動で透かし文字が入るなどの製品があります)。製品を試してみたい方や、普段使われているPCにColdFusionの動く環境が欲しい方に適しています。
評価や個人のスキルアップを目的とした無償版(評価版/デベロッパー版)について
- 評価版は、インストール後30日間という使用期限がありますが、Enterprise版と同等の機能を試用する事が可能です。30日を経過したら、自動的にデベロッパー版に変更されます。
- デベロッパー版には試用期間の制限がありません。ただし、ブラウザを使った別のPCからの呼び出しに制限が掛かります。ColdFusionをインストールしたPC(ローカル)内からの呼び出しは行えますが、別のPCからの呼び出しは最大2台までに制限されます。
いろんな人から接続して確認してもらう事や、複数台から一斉にリクエストして負荷を確認するなどは向いていませんが、無償のデベロッパー版を自分のPCにインストールしておけば、自分のPCで試用期限を気にすることなく使う事ができます。
なお、最初は評価版(デベロッパー版)でColdFusionをインストールし、後から有償ライセンスを入れて製品版に変更する事も可能です。
(※後からStandard版のライセンスを入れる場合には、Standard版でサポートされていない機能を使用していないかを確認する事を忘れないようにしましょう)