データベースから<cfquery>を使ってデータを取得すると、そのデータはクエリ変数（クエリオブジェクト）の形で変数に保存されます。クエリ変数の値は複合型（文字列や数字のような単純なテキストではない）として保管されているため、それを使う（参照する）際には注意が必要です。

シンタックス

<cfquery datasource="ColdFusion Administratorで登録したデータソースの名前"
　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　name="データベースから取ってきたデータを格納する変数名">
... SQL 文...
</cfquery>

<cfoutput query="cfqueryのname属性で指定した変数名">
... （この部分がレコードの数だけループします）
#クエリ変数名.データベースの列名#...
</cfoutput>

データベースから取得したクエリ変数を画面に表示するには

• クエリ変数を画面に表示する際に使用するタグは<cfoutput>タグです。ただし単にクエリ変数を<cfoutput>で表示しようとしてもエラーが発生し、正しく値が表示されません。
  　
  例：
  <cfquery datasource="cfartgallery" name="qArt">
  SELECT * FROM ART
  </cfquery>
  <cfoutput>#qArt#</cfoutput>
  　
  
  　
  変数は、クエリ変数や配列、構造体など、変数の値が複合型のものやバイナリデータのなどいくつかの種別があります。単純変数以外の値は、それぞれのデータに応じた呼び出し方法があります。
  http://help.adobe.com/ja_JP/ColdFusion/10.0/Developing/WSc3ff6d0ea77859461172e0811cbec22c24-7fef.html
  　
• クエリ変数の場合は、<cfoutput query="クエリ変数の名前">を指定します。query属性を指定する事で、ColdFusionはデータベースから取得したレコードの数だけ、開始の<cfoutput query="クエリ変数名">タグから終了の</cfoutput>までの間を、ぐるぐるとループして処理します。
  　
  例：
  <cfquery datasource="cfartgallery" name="qArt">
  SELECT * FROM ART
  </cfquery>
  <cfoutput query="qArt">あ<br></cfoutput>
  　
  
  　
  <cfoutput query="qArt">から</cfoutput>の間には文字の「あ」とHTMLの改行タグ（<br>）が挟まれています。query属性が指定されているとデータベースから取得したレコードの数だけ繰り返し実行されるため、ブラウザの画面には、「あ」が縦に並んで（＝改行タグ）表示されます。
  　
• 上記 2. で、データベースのレコードの数だけループされる様子を紹介しました。それでは、次はデータベースの値を表示してみましょう。画面に表示したいデータベースの「カラム（列）の名前」をクエリ変数名とともに指定します。
  　
  例： ARTテーブルには作品のデータが入っています。その中から ARTNAME と PRICE を取得します。
  　
  cfquery datasource="cfartgallery" name="qArt">
  SELECT ARTNAME,PRICE FROM ART
  </cfquery>
  　
  取得したデータから ARTNAME を画面に表示する場合、
  

  <cfoutput query="qArt">#qArt.ARTNAME#<br></cfoutput>

  　　
  
  　
  取得したデータをHTMLタグと組み合わせて自分の好みの合った形で出力します。例えば
  　
  <ul>
  <cfoutput query="qArt">
  <li>#qArt.ArtName# (価格：#qArt.PRICE#)</li>
  </cfoutput>
  </ul>
  と記述すると、HTMLのリスト項目（<li>）の部分がレコード数分ループしますので以下のように表示されます。