ColdFusion基礎プログラミング



1-4ColdFusion に含まれる機能

ColdFusionは、現在利用できる他のソリューションのどれよりも、迅速かつ簡単にインターネットアプリケーションの開発を行うことを可能にします。
ColdFusionで利用できる主な機能を紹介します(一部はEnterprise 版のみサポートされた機能となります)。

    充実したユーザー体験

  • 動的なHTML ⇒ PDF 作成
  • 高品位なHTML ⇒ PDF 作成
  • Ajax形式のフォームとコントロール
  • チャート・グラフ、HTMLチャート機能
  • テキスト検索エンジンApache Solr の統合
  • 画像生成・処理
  • 各種ドキュメントファイルとの連携
  • HTML5 WebSocket、ビデオプレーヤー、Geolocationマップ

    迅速な開発

  • ColdFusion 専用の開発エディタ ColdFusion Builder
  • フォーム内検証、パラメータ検証機能
  • 強力な暗号化機能
  • オブジェクトリレーショナルマッピング(ORM)のサポート
  • 仮想ファイルシステム機能
  • 向上したデバッグ機能
  • クロスサイトスクリプティングアタックからの防御
  • アプリケーションイベントの捕捉
  • 拡張されたWeb サービスのサポート
  • 高度なキャッシュ機能

    柔軟な開発

  • エンタープライズマネージャ
  • EAR/WARデプロイメント
  • ソースレスデプロイメント
  • アドミニストレータ用API

    アプリケーション開発の新しい種類

  • JSON、XML 変換
  • RSS やAtom フィードの読み込みや作成
  • XMPP、ファイルシステム、CFML 非同期ゲートウェイ
  • .NET との連携

クライアントサイドのテクノロジーとの連携

ColdFusion は、サーバー側でCFML を解釈して実行する仕組みで機能します。サーバー側で処理が実行され、その結果をクライアント(ブラウザ等)に戻します。
それに対し、HTML やJavaScript などはクライアントサイドのブラウザ側で実行されますので、ColdFusion の処理が完了した後、ブラウザに戻されてからの動作となります。
ですのでColdFusionの処理するページにHTMLのタグやクライアントサイドのJavaScriptが埋め込まれていてもColdFusionの処理には影響しません。またHTMLやJavaScriptが動作するのはColdFusionの処理が終わって結果が戻されてからとなりますので、例えばColdFusionの処理の中で動的にCSSやJavaScriptを作り込んで、その結果をブラウザに返す事も可能です。

クライアントサイドのテクノロジーには下記のようなものがあります。

  • HTMLやメタ要素
  • 画像などの静的ファイル
  • JavaScript などのブラウザ上で動作するスクリプト言語
  • カスケーディングスタイルシート (CSS)