ページ上でレコードセットを保持した後は、結果セットの値を<cfoutput> を使って表示できます。
クエリー変数に含まれるレコードセットの表示は、ローカル変数を表示する場合と似ています。動的な処理が含まれるコードを<CFOUTPUT>~ </CFOUTPUT> で囲み、個々の変数名の前後にシャープ記号(#)を追加します。以下のコードの動作を考えてみます。
						<cfquery datasource="TRCF_dsn" name="qArtists">
SELECT ARTISTS.ARTISTID, ARTISTS.FIRSTNAME, ARTISTS.LASTNAME
FROM ARTISTS
ORDER BY LASTNAME
</cfquery>
<cfoutput>
#ARTISTID#
#FIRSTNAME#
#LASTNAME#
</cfoutput>
上記のコードでは動作しません。プログラム上でレコードセットを参照することを明示的に指定する必要があります。クエリー変数名の接頭辞を変数付けます。上記の例では「qArtists」がクエリー名です。
<cfoutput>
#qArtists.ARTISTID#
						
#qArtists.FIRSTNAME#
						
#qArtists.LASTNAME#
</cfoutput>
上記のコードの実行結果は以下のように表示されます。
4 Jeff Baclawski
この記述でエラーは解消しましたが、レコードセットの最初の1行しか表示されていません。
戻ってきた行をすべて表示するためには、<cfoutput> タグにquery 属性を追加します。
<cfoutput query=""> の構文:
						<cfoutput query=" クエリー名">
						...
</cfoutput>
query 属性は<cfoutput> ~ </cfoutput> を反復ループに変換します。これにより、レコードセットに含まれる各行に対してそれぞれ1 回のループが繰り返し実行されます。
						次のように、HTMLのタグを使用すれば、それぞれのループごとに改行を行った状態で画面に出力することができます。
<cfoutput query="qArtists">
					#qArtists.ARTISTID#
					#qArtists.FIRSTNAME#
					
#qArtists.LASTNAME# <br>
					</cfoutput>
上記のコードの実行結果は以下のように表示されます。
4 Jeff Baclawski
						12 Ellery Batchelor
						
13 Emma Buntel
						10 Diane Demo
						
1 Aiden Donolan
						14 Taylor Webb Frazier
						5 Lori Johnson
						3 Elicia Kim
						11 Anthony Kunovic
						
7 Paul Trani
						
9 Viata Trenton
						
2 Austin Weber
						
6 Maxwell Wilson
						8 Raquel Young