ColdFusion基礎プログラミング



3-8 実習9: レコードセットの作成

SQL のSELECT 文を組み立てて、Artists テーブルのデータを取得します。合わせてColdFusion Builder の基本操作を学習します。

手順

  1. ColdFusion Builder を起動します。
  2. [pg] フォルダをマウスで右クリックし、[新規] > [ColdFusion ページ] を選択します。「ColdFusion ページの詳細」画面が開きますので、「名前」にunit3_query と入力し、[ 終了] ボタンを押してファイルを作成します。

  3. ColdFusion Builder を使った<cfquery> タグの記載

  4. <cfquery> タグを記載します。

    a. <cfquery と入力した後[ スペース] を押して空白を入れ、さらに続けて[Ctrl]+[ スペース] を押すと、属性の一覧が表示されます。
    一覧から[datasource] を選択すると、<cfquery にdatasource=""が追加されます。

    b. datasource="" の "" の間にカーソルを置き、[Ctrl]+[ スペース] を押すと、ColdFusion サーバーに登録済みのデータソース一覧が表示されます。一覧から[TRCF_dsn] を選択し、datasource="TRCF_dsn" と追加された事を確認します。

    c. さらに[Ctrl]+[ スペース] を押すと、再び属性の一覧が表示されますので、name属性を追加します。値にはqArtists と入力します。

     メモ:カーソルが移動しない場合は、datasource 属性の後にカーソルを移動して[スペース] を押します)。

    d. <cfquery> 開始タグの記述は以下のようになります。
    <cfquery datasource="TRCF_dsn" name="qArtists">
    (自動的に > が追加されない場合は、手動で追加して下さい)

    e. <cfquery> の開始タグの後に2~3行改行を入れます。

    f. < / と入力すると、自動で</cfquery> と記述されます。あるいは、手動で </c と入力し、[Ctrl]+[スペース]を押すと、候補の一覧に</cfquery> が表示されますので、それを選択します。

    g. </cfquery> の閉じタグが挿入されて、コードが完成します。以下のように記載されることを確認して下さい。
    <cfquery datasource="TRCF_dsn" name="qArtists">
    </cfquery>

  5. レコードセットの組み立て

  6. SELECT 文を作成し、<cfquery> ~ </cfquery> の間に配置します。

    a. 画面右側の [RDS Dataview] のタブを選択し、「cf2021」のツリーを開き、一覧の「TRCF_dsn」をマウスで右クリックして、[RDSクエリビューア] を選択します。

    b. ビュー画面に「RDS クエリビューア」が表示されます。上部の項目が『サーバー: [cf2021]、データソース:[TRCF_dsn]』となっていることを確認します。

    c. 「RDS クエリビューア」上で、SELECT と文字を入力します。

    d. 右側の「RDS Dataview」の[TRCF_dsn] のツリーを展開し、[ テーブル] → [APP.ARTISTS] を開くとカラム(列)が表示します。

    e. SELECT の後にスペースを入れ、[FIRSTNAME] と [LASTNAME]と [CITY] の3つのカラムを「RDS クエリビューア」の SELECTの後にドラッグ&ドロップします。カラム名の後にカンマ(,)を指定して区切り、以下のように記載して下さい。
    SELECT FIRSTNAME, LASTNAME, CITY

    f. 改行を入れます。

    g. FROM と文字を入力します。

    h. FROM の後にスペースを入れ、右側から[APP.ARTISTS] テーブルをドラッグ&ドロップします。以下のように記載されることを確認して下さい。
    SELECT FIRSTNAME, LASTNAME, CITY
    FROM APP.ARTISTS

     Tips:APP. について
    テーブル名の前に付けられた「APP.」は 、教材で使用している Apache Derby データベースのデフォルトスキーマです。「APP.」の指定は必須ではありませんので、削除しても構いません。

    i. 左上の[クエリの実行] ボタンを押して、動作を確認します。14件のArtists デーブルのデータを取得したことを確認して下さい。

    j. 作成した SQL SELECT 文をコピーします。作成したSQL 文全体を丸ごと囲み、[Ctrl]+[c]、または、上部メニューの[編集]-[コピー] を選択して下さい。

    k. エディタ画面上部のタブを [unit3_query.cfm] に切り替えて、コピーを<cfquery> タグの開始タグ~終了タグの間に貼り付けます。貼り付けは、[Ctrl]+[v]、または、上部メニューの[編集]-[貼り付け] を選択して下さい。

  7. 完成した <cfquery> タグは下記のようになります。
    <cfquery datasource="TRCF_dsn" name="qArtists">
    SELECT FIRSTNAME,LASTNAME,CITYFROM ARTISTS
    </cfquery>
  8. <cfquery> タグブロックの後に、見出しを記入します。
    <h3> アーティスト一覧</h3>
  9. ファイルを保存し、ブラウズします。
  10. この時点では、画面には「アーティスト一覧」の見出しだけが表示され、それ以外は何もページには表示されません。